リ・イメージング・メモリー / Re imaging memory
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第二章  撮影が上手くなる秘密の方法






11−1 撮影上達の 一番の 基本 ・・・

小さな 子供が “ 楽しそう ” に

写真を 写す “ まね ” を して 遊んでいる光景

見かけませんか ・・・?



コンパクトな デジタルカメラだと

シャッター 押すだけで

子供でも きれいな 写真が 撮れちゃいます



カメラは だれもが 楽しい 遊び道具



スナップなど 日常の 記録も

芸術的な 写真撮影も みんな 始めは ・・・   



子供のように

目に 留まったモノに レンズを向け

夢中に なって

がむしゃらに シャッターを ・・・



撮影上達の 基本は

だれも ここから “ スタート ” しています

11−2 プロの 写真作家との 一番 大きな 違い ・・・

皆さんは どのように お考えでしょうか ・・・?



機材 ・・・ 才能 ・・・ 目的 ・・・?



詳しくは 書きませんが

実は どれも そんなに 大きく 差は ないんです



だから 答えは それ以外 ・・・





では その 答えです ・・・



写真や 被写体に 対する 気の持ち方 ・・・

“ 情熱 ” です



この “ 情熱 ” こそが 一番 大きく 違うんです



それは ・・・

写真の 仕上がりに 対する “ こだわり ” でも あるのです

11−3 一枚の 傑作と 出合うためには ・・・

ニュース番組などの 記者会見の現場で

カメラマンが 一斉に 浴びせる

フラッシュの 光る数 思い起こしてください ・・・



実に 多くの シャッターが 切られています が ・・・



写真は シャッターチャンスが 命 ・・・



実際に 一つの 同じ 被写体に 対し

上手い人ほど たくさん シャッターを 切っています



大切な 事は

自分が 納得するまで シャッターを 切る ・・・



一枚の 傑作と 出合うためには

チャンスを ひたすら 待つ ・・・

ポジションを 変える ・・・

そして 数多く シャッターを 押す



これは

デジタルカメラで 写真を写すときの 一番の 心構え ・・・

11−4 撮影が 上手くなる 秘密の方法

これから 皆さんに 教えることは

テックニックなど 難しい 話は 一切 しません



それでも 確実に

撮影技術の レベルが 上がることを 約束します



そして 写真が 生活に 楽しさと 喜びを

与えてくれることにも 気づいて いただけるはず ・・・






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イメージング シネマチック ストーリー 












































































何より
ここでの一番の目的は

「素晴らしい思い出を写真に残して、皆さんの大切な思い出のコレクションとしていただくことにあるのです・・・」

準備して頂きたい物・・・

はじめに準備していただく物・・・

それは皆さんが最近写された写真(アルバムのままでも可)



ちょっとした工作道具「カッターナイフ、シャープペン、定規、A4かB5サイズの無地の紙3枚。適当な大きさの厚めの紙1枚。カッターで紙をカットする時の敷物等」です。


これらを用いて、とても単純な構造の工作を作っていただきます。

では、はじめに・・・

まず、皆さんの撮られた写真を見て

その中から気に入った写真と、そうでない写真を見比べ

違いを考えてみて下さい・・・

皆さんに代わって・・・

見比べていただけましたか・・・?



その違いを簡単ですが皆さんに代わって、説明してみたいと思います・・・

右側に解かりやすく説明するために二枚の写真を準備しました。

この写真にマウスポインタを重ねて頂くと、写真が入れ替わります・・・

どちらも同じ場所から同じ被写体(帆船)をねらって写したものです。

二枚の写真を見比べると・・・

・・・気付かれましたか? 

そうです・・・ 被写体の大きさが違うだけです・・・。

シャッターチャンスを別にすると、これが何よりも大きな理由に成るのです。

お手元にある皆さんの写真、じっくり見返してみると、その事の意味が、よく分かるはずです・・・

別の言い方をすると、写真の占める被写体の大きさの割合が重要なポイントになるのです・・・。

シャッターを押す瞬間のイメージを思い出して・・・

一瞬をねらったスナップ写真など被写体に夢中になってしまうと、最初のイメージすら忘れてしまいます。

ここで上の写真2枚を改めて見比べてみると

同じ被写体なのに、ぜんぜん違ったイメージの写真に写っていることが、お分かりいただけるはずです・・・。

想いどおりに写真を写すことは本当に難しいのですが

皆さんが、お気に入りに選ばれた写真は、シャッターを押した瞬間、心に思い描いたイメージか、それに近い状態・・・ もしくはそれ以上に、きれいに撮れた写真と言えるはずです・・・。

残念なのは・・・

思い出の写真の性質上

すべてが大切な写真と言うことには、誰も変わらないと思います・・・

しかし上記の理由のように

現実問題として、すべてが皆さんの自信作と言う訳でもないはずです・・・。

ほとんどの人は、仕上がった写真で
“がまん”するしかないと感じているのでは・・・。

どんな写真も思い出として記憶はたどれますが・・・

残念なのは写真を写した時に感じた、同じ思いや感動が、その写真からは伝わって来ない事です・・・。

例えば・・・ 写真の中に、よく見るのが子供たちのあどけない表情、しぐさなどが写っています・・・

その部分に目が留まるような写真なら良いのです・・・

その様な写真を見た時、誰もきっと思い出すはずです・・・

あの時に感じた同じ気持ちを・・・

味や香り、音や声、肌のぬくもりまでも・・・

その事をこれから学んでいただきたいのですが、その方法はもう少し後でお話します・・・。

ガッカリさせられるもう1つの理由

さて、話は少し帰りますが・・・

写真の出来上がりを見て、イメージどうりでない理由が、もう一つあります・・・。

それは
写真の色・・・

色は写真の出来上がりのイメージを大きく左右します。

プリントの色が薄いときと、濃い過ぎるとき(右の写真にマウスを合わせて見て下さい)。

その他
色がイメージどうりでない場合(下の方の写真にマウスを合わせて見て下さい)など・・・

プリンターの色の調整が思いどうりに出来ないなど、理由はさまざまです・・・

今、流行のスクラップブッキングなどは

特に大きな問題となります。

本来
スクラップブッキングの目的は写真の色の退色を防いで

いつまでも鮮やかな美しい色で思い出を残すというのが一番の目的でした(二番目は写真のデコレーションなど・・・)。

と言うことは
色の悪い写真(イメージどうりでない色の写真)では

長期間保存しても、意味はありません・・・。

そうならない方法として

自宅のプリンターでイメージどうりの色がどうしても出ない場合

お近くの写真屋さんに自宅プリントとメモリーカード・ネガなどを持参し相談してみましょう・・・

その時、お店プリントを注文して色の違いを見比べ、アドバイスを受けます。

“正しい色を認識できる目を養う”

これが何よりも、よい色の写真をプリントするのに不可欠なのです。

写真屋さんのプリンターでイメージどうりの色が出てないときは

絶対に納得しないで、一度は必ず店員さんに相談してみましょう(“写真の保存方法”の中に詳しく書いてありますので、そちらを参照)。

なお右の写真は水族館でのスナップ写真ですが

薄暗い室内で水槽の灯りだけで写したモノです(ISO400ネガフィルム使用)。

通常、写真屋さんだと、水槽の手前の人物が露光不足と判断されて、上の写真のように薄く仕上がって来ます。

イメージはシルエットの人物を手前において、水槽の露出で写したのですが・・・

他の人がプリントすると撮影者の意図(イメージ)が、なかなか伝わらないことはよくあることです。

このことは残念ですが、ある意味、仕方のないことかも知れません・・・。

そこで
お店の人に相談した結果、右の写真のようになりました・・・。

写真の濃いさだけでもイメージがこれだけ違って来ます・・・。

もし
この時にお店の人に、ちょっとした技術と心使いがあれば

グリン色の色カブリも補正してくれて

右の写真にマウスを合わせた時のように、目で見た色に近く再現することも簡単に出来ます。

ただし写真の色は、人の好みや、イメージなどもあり

中には上の薄い色の写真が良いという人もおられると思いますから

ここではどの色の写真が一番良いとかは言いませんが

あなたの思い出の色(イメージ)に近くなるよう

お近くの写真屋さんに相談することをおススメします。

1枚1枚の写真は皆さんにとって、とても大切な思い出の写真ですから・・・

写真の色はとても重要なのです。

写真屋さんは店主や従業員の質をよく見て、大切な写真を任せられるお店なのか、チェックする必要があります。

このことも、とても
重要です・・・。

ではどうすればイメージどうりの写真を簡単に写すことが・・・
 
それを写す方法として

それなりの高価なカメラや特殊レンズ(望遠レンズやマクロレンズ)を買えば少しは解決出来ると思いますか・・・?

それは間違ってはいませんが、誰でも簡単に使いこなせる物ではないので正解ではありません。

ここでお話しすること

誰でも簡単に、お金を掛けずに出来る方法です・・・。

説明の前にもう一つだけ・・・

その前に、もう一つだけお話を・・・

お手元にある、皆さんが撮られた写真、もう一度よく見て下さい・・・。

すべての写真に必ず写っているものがあります。

皆さんの見ている、その写真に、何が写っていますか?

当然、カメラでねらった被写体が写っているはずです・・・

と言うことで、お話はそのことです・・・。

もう1つのお話とは・・・

写真に写っているすべてのものに主役と脇役の関係があるということです・・・。

皆さんの目の前にある写真の主役と脇役、撮影者ならすぐ、お分かりいただけるはずです。

当然、写したいと思って、カメラでとらえた被写体が主役で

それ以外、すべて脇役になるのです。

映画なら一部の例外を除いて

主役が弱すぎると面白くないはずです・・・

また
同時に出演している脇役の大切さについてもご理解出来ると思います。

では、下の写真をご覧ください・・・。

どちらのスナップ写真も、当然、主役は子供です。

よ〜く見ると・・・ どうでしょうか?

左の写真の後ろに写っている黒い部分や、右の写真の窓側の白い部分は脇役として強く目に入ってきませんか?

写真の奥行きなど立体感を出すためには必要な脇役でも

目線が自然と、そちらに流れてしまいます(視界に強く入ってくる)。

それでは脇役として目立って主役が引き立ちません。

静止画の写真においては、あくまでも主役を引き立てるのが脇役の務めと言うことを憶えておいてください。

写真の構図は色々な本に書かれていて、皆さんもよく勉強されていると思いますが

主役と脇役の関係についてはあまり書かれていません。

それに
構図を難しく考えて写真を写すより主役や脇役の関係を考えて写す方が楽しく写すことが出来ると感じませんか?

このような考えで写真を写せば、撮影の楽しみ方も違って来ると思いませんか・・・?

これまでの問題点2つを同時に解決します

では
ここでもう一度、問題点のおさらいです・・・


一つ目の問題は、どのようにすればイメージどうりの写真を簡単に写すことが出来るのでしょうか。

二つ目の問題は、主役と脇役の関係を考えながら写す。

この2つの問題点を読まれて、皆さんはどのように感じましたか。

これら1つ1つの問題(イメージや主役のこと)を考えながら写真を写していたのでは

はじめに書いた
楽しんでカメラのシャッターを押すことは、とても無理です・・・。

もう一度、繰り返しますが
ここでこれから皆さんに学んで頂くことは一切、難しいことは抜きに、とても簡単な方法で

しかも
二つの問題を同時に解決させたいと思います・・・。

では、最初に準備して頂いた物を使って、これから皆さんに簡単な工作を作っていただきます・・・。

まず始めに
@厚紙を以下の三種類の大きさに切ってください。

10cm×7cm 7cm×5cm 3、5cm×2、5cmの長方形に、各1枚づつ、出来るだけきれいな形にカットしてください。

次に
Aカットした厚紙を別に用意したA4又はB5の無地の紙(縦横関係ありません)のほぼ真ん中に置いて、シャープペンで厚紙の周りを線で囲い印を付けます(3枚別々の紙に)。

次に
B印に沿ってカッターできれいに切り抜き、それぞれ右の写真のような窓を開けてください。

以上で準備は完了です・・・。

作って頂いたこの道具を“トリミングフォトマスク”と名づけてご説明します。

では
もう一度、作り方を簡単に説明してみましょう。

早い話しが
10cm×7cmの窓を開けた一枚の紙と、7cm×5cmの窓を開けた一枚の紙と、さらに3、5cm×2、5cmの窓を開けた一枚の紙を作って下さい。

実に
これだけのことなので、あまり難しく考えず“トリミングフォトマスク”を作ってみて下さい。


作って頂いたトリミングフォトマスクの取り扱い説明をします

それでは、3種類の窓の取り扱いの説明をしたいと思います。

10cm×7cmの窓の大きさは写真のサービスサイズの約半分の大きさ。

7cm×5cmの窓の大きさは、写真のサービスサイズの約1/4サイズです。

それをさらに1/4サイズにしたのが3、5cm×2、5cmの窓です。

今、皆さんのお手元にあるすべての写真は標準レンズ(カメラに付いている35mm〜50mm前後のレンズを言う)のカメラのファインダーでのぞいた映像と見た時

10×7の窓を
お手元の写真の上に乗せ、その窓をイメージに合わせて見ると、そこから見える部分の写真は

約75mm(1、5倍)の望遠レンズで写真を写したことになります。

7×5の窓を合わせて見ると約100mm(2倍)の望遠レンズになり

3、5×2、5の窓を合わせて見ると約200mm(4倍)の望遠レンズで写した写真となります。

“トリミングフォトマスク”の使い方は

ご覧のように、とてもシンプルで

お手元にある写真の上に、いずれかのサイズの窓の紙を乗せ

あとは、あなたのイメージに合わせて好きなように自由に窓を移動させ

その写真に写っている主役が引き立つように決めて置くだけです。

右の写真に、マウスを合わせてみてください。

・・・

皆さんにして頂くことはこれだけです。

そこには失敗を考えることも

また、特別な難しいテクニックなども必要がないのです。

お手元の写真をそのまま使い

その写真から、あなたが心に感じるままに

自由に、もう一度、写真を写すようにイメージして、窓を合わせて見るだけのことです。

これだけであなたは無駄なお金を使わずに

写真を写したあの時の気持ちを思い出しながら、これを続ければ、写真の腕も自然とレベルアップしていくことに気付いていただけるはずです・・・。

[ 10×7の窓の使用例 ] 

下の写真は
先ほどの主役と脇役の関係の説明のときにもちいた同じ写真です。

それぞれ、10×7の “トリミングフォトマスク”を写真の上に置いてみました。

いかがでしょうか・・・

脇役の強すぎる部分をほんの少し隠すだけで、写真のイメージも変わって来ます。


下はさらに主役を強調するため

7×5の “トリミングフォトマスク”を合 わせてみました。

見比べて頂ければ、よく分かると思いますが

主役をじゃまする脇役が画面にほとんど写って無いことに気付いて頂けるはず・・・。

このように皆さんも色々と楽しみながらお試しください。


次のことに心を留め皆さんのお手元の写真を今一度よく見て下さい・・・

上記で述べたことですが


『ほとんどの人は、仕上がったその写真で満足するしかないと思っているのでは・・・。』


その写真の中には

その時の思いや感動がいっぱい隠れているのに・・・

じっくりと
トリミングフォトマスク”で、それを探し出してください。

写真を心の中で描きなおし

そのイメージに合わせて主役が引き立つようにすれば

きっと見つかります・・・

重要なので別の言葉で、簡単に説明しなおすと

その写真を見て何を写したかったかを思い出し

その被写体が目立つようにクローズアップしてゆくのです・・・。

よいと思った瞬間シャッターは出来るだけたくさん切るように・・・

写真を写す時
難しく考えず、とりあえず一回シャッターを押してみましょう・・・

あとはカメラが全部してくれるので、とにかく難しく考えないことです。

よいと思った瞬間、シャッターは出来るだけたくさん切るようにしましょう。

写真の上手な人ほどその様にしています。

画面が、ななめだろうと、じゃまモノが入ろうとかまいません・・・。

写真さえあれば後でどうすることも出来ます・・・。

それぞれのシャッターチャンスは一生に一度しかありません。

小さな子供がカメラで遊ぶように

シャッターをバシャバシャ押しておけば、後で思わぬ写真と出合えるものです。

出来上がった写真を見て

あなたの心のイメージにしたがって

もう一度そこから“トリミングフォトマスク”を使い楽しく写真を取り出してゆけばよいのです・・・。

これが難しいテクニックも無しに

誰でも簡単に、お金も掛けず、写真の腕を上達させ、心に描いたイメージどうりの写真を写す方法です。

同時に主役と脇役の関係も学んで頂けます。

写真の苦手な人も、カメラを持って、シャッターを押せば、誰でも簡単に写真は写せる時代。

そんな時代にシャッターを押さなければ写真は残りません。

写真ライフ(思い出)を楽しんでください・・・。

どんな写真でも、写真さえあれば、後で簡単に美しくきれいに編集して残す方法をお伝えします。

“思い出コレクション始めてみませんか”をぜひ、ごらんいただき、一緒に始めましょう。

最後にお話しの補足です・・・

結局のところ
写真を上手に写すポイントはどれだけ被写体に近づけるか(近づくか)・・・

これを望遠やマクロなどのレンズでカバーするのですが

そのような物はなくても、今、お持ちのカメラで十分です。

撮影のポイントは

写真を写そうと立っているその場所から数歩、場合によっては数センチ前に出る・・・

カメラを構えた場所から前進するだけで被写体の写り方は違って来ます。

仕上がった写真をトリミングフォトマスク“”でのぞいて見ましょう。

なお、“トリミングフォトマスク”を色画用紙などで作ると、写真がとても見やすくなります。

また、写真の内容により、お手元の1枚の写真から複数の写真を取り出すことも出来ます。

それにともない
窓のサイズもパノラマをはじめ、色々とお好みで変えて作ると、さらに楽しく学んでいただけることでしょう。

“アルバムの整理の仕方”を見ていただきましたら、この続きにあたる関連記事が記載してあります。


 著者 / 長谷川 泰司

     
     
 




















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